どのようにしてO脚になっていくのでしょうか?
実はO脚そのものは、病気であったりノーマル(普通)ではない状態ということではなかったりします。
その理由ですが、人間は実は生まれた時はO脚だからです。
テレビなどで見られたり、実際に子どもさんがおられる方はわかると思いますが、赤ちゃんは最初は典型的なO脚ですよね。
なぜ最初はO脚なのかですが、その理由として
- 胎内にいるときの形状に沿った成長をしている
- 胎内で脚の外側が先に発達していく何らかの理由がある
などが考えられていますが、実はよくわかっていません。
しかしそのO脚も、2歳の頃に変化が始まります。
変化の結果、基本的にはX脚になるようです。
要するに内股になるんですね。
ただし、親が急激に早く歩かせようとしすぎて、外側ばかりを鍛えてしまっているという場合でなければの話です。
あなたが保育園や幼稚園に行っている子どもさんがおられるのであれば、園児をよーく見てみると内股の子どもが数多くいますね。
ですが、実はそれが自然な現象なのです。
ただ、いつまでもX脚ではなく、小学生になる頃までには、だんだんと正常な形になっていくのです。
しかし、この大事な幼少期にどのように躾をしたか、そのように過ごしたによりますが、正常にならずそのままO型という場合もあります。
幼少期はとても骨が軟らかいため、その柔らかさがO脚の原因になるからです。
座り方は特に重要な要素で、女性に多い、ぺちゃんこ座りや横座りなどといった座り方をしていることがO脚の大きな原因となるのです。
そう考えると、ある意味、有効な治し方の一つとしては、親の幼少期の躾こそが非常に効果的な治し方といえるのかもしれません。
その時期が過ぎてしまった方や、親の場合は仕方がないですが、もし躾が実行できる時期にあるのならば、それに勝る治し方はないと思います。
主なO脚の原因をここでまとめてみますと、「横座り」「ぺちゃんこ座り」「内股歩き」「猫背」「片足立ち」といったところでしょうか。
この原因に共通な点がありますがおわかりでしょうか?
そう、それがバランスの悪い体重のかけ方なんですね。
そう考えると、例えばハイヒールのようにかなり普通ではない体重のかかり方がある履物や度を過ぎた運動はやめておいたほうがいいでしょう。
こういったさまざまな原因になることを、自分の子どもに押し付けないよう、細心の注意と心構えをもって、親は子どもの躾などを行うようにしましょう。