O脚が与える影響4
O脚と言えば脚の周辺だけの問題かと思いがちですが、決して脚周りだけの問題ではありません。
「脚の形が普通ではないのだから、太もも、ふくらはぎ、膝や足辺りだけに問題が出てくるのでは?」とあなたは思うかもしれませんが、実はそうではないのです。
O脚は、もちろん足回りにも問題をおこしますが、それ以上に様々な体調悪化や病気、足回り以外に影響を及ぼし状態悪化を招きます。
脚以外でO脚の影響を一番に受けるのが、腰です。
腰は人の中心にある部分ですので、身体の土台になると同時に中心でもあります。
この身体の中心の腰が不調になると、当然中心が思わしくないので身体全体が不調になってしまうことは容易に想像ができますね。
腰には要所の要という部所があるように、あらゆる動作の基本となる部分になります。
つまり、人の身体の重要な器官の多くを司っている部分でもあるのです。
人が何か動作をする際、この腰が中心となり基準となるのです。
このことは様々なスポーツで、腰の重要性が説明されていることでわかるかと思います。
野球で言えばバッターのバッティング、ピッチャーのピッチング、サッカーではドリブル、キック、バスケットのディフェンスなどなど、数え上げれば切りがありませんね。
このようにほとんどすべてのスポーツでは、腰を鍛えることが何よりの基本と言われるくらい、腰はとても重要な箇所なのです。
腰の重要性がわかった所でO脚に戻ります。
つまり、O脚が悪化した状態をそのままにしておくと、そんなとても重要な腰にかなりの負荷が掛かるのです。
その結果は強いて知るべしですが、腰痛を発生させてしまうのです。
O脚が原因で、
骨格がゆるむ→重心のバランスが崩れる→筋緊張が増大する
ことなどで、腰にかなりの負担が掛かってしまいます。
結果的にO脚が腰痛の原因となってしまうのです。
ですから、O脚が原因で腰が痛い場合、マッサージなどで、たとえ一時的によくなったとしても、根本的なO脚を治していませんので、結局は直ぐに同じ腰痛に悩まされる事になるのです。
このことからわかるように、O脚が原因の腰痛の場合、普通の治し方だけでは、腰痛は改善されないのです。
腰が痛い原因がO脚による場合、O脚をしっかり治すことで、自ずとそれが原因になっている腰痛も和らぐことに繋がるのです。